中国の乗用車メーカー団体である乗用車市場信息聯席会(CPCA)は4日、2024年5月の新エネルギー乗用車の卸売台数(速報値)が前年同月比35%増の91万台だったと明らかにした。前月比では16%増となる。
メーカー別ランキングではBYD(
01211/
002594)が33万500台で首位だった。2−5位は、テスラ中国が7万2600台、吉利汽車(
00175)が5万8700台、重慶長安汽車(
000625/
200625)が5万5800台、広州汽車集団(
02238/
601238)傘下の広汽埃安新能源汽車(AION)が4万100台となった。
CPCAは、近年の新エネルギー車市場で大手企業が優位性を強め続け、市場の分化が加速したとの見方を示した。速報データによると、4月の中国新エネルギー乗用の卸売台数のうち、卸売台数が1万台を超えるメーカーが86.6%を占める。こうした大手企業の5月の販売台数速報値は79万台だった。