5日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3日続伸。前場終値は前日比0.33%高の18505.56ポイントだった。中国企業指数は0.27%高の6572.21ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で645億1000万HKドル。
ハンセン指数は序盤に上げ幅を拡大。米長期金利の低下と前日の米株式相場の上昇を受けた買いが指数を押し上げた。中国メディアの財新が寄り付き後に発表した5月の中国サービス業購買担当者景気指数(PMI)が23年7月(54.1)以来の高水準となったことも買い安心感につながった。ただ、ハンセン指数は10日移動平均線(前引け時点で18526.57ポイント)を超えると上値が重く、結局は同水準を下回って前場の取引を終えた。
個別では、ハイテク株・ネット株の上昇が目立ち、舜宇光学科技(
02382)、ネットイース(
09999)、JDドットコム(
09618)、SMIC(
00981)が高い。医薬品卸売り大手の国薬控股(
01099)、即席麺大手の康師傅控股(
00322)、カジノ運営の銀河娯楽(
00027)は続伸した。半面、前日高かった中升集団(
00881)が大幅安。アルミメーカーの中国宏橋(
01378)、通信キャリアのチャイナ・ユニコム(
00762)、香港不動産大手の恒基兆業地産(
00012)は反落した。石油株のCNOOC(
00883)とペトロチャイナ(
00857)も売られた。