5日の香港市場は続伸か。米長期金利が低下し続けており、買い安心感が広がりそうだ。4日のNY債券市場で、長期金利の指標となる10年物国債利回りは前日の4.402%から4.329%に低下した。同日発表の4月の米雇用動態調査(JOLTS)で労働需給の緩和が示されたことで、米連邦準備理事会(FRB)による年内利下げ観測が改めて強まった。
中国メディアの財新がきょう午前に5月の中国サービス業購買担当者景気指数 (PMI)を発表する。3日発表の製造業PMIに続いて前月比で改善すれば、投資家心理が一段と強気に傾くだろう。
4日のNY株式相場はダウ平均が反発し、ハイテク株主体のナスダック総合は続伸した。同日の香港株の国際金融銘柄のHSBC(
00005)とAIAグループ(
01299)、中国ネット通販大手のアリババ集団(
09988)が香港終値を上回った半面、香港公益株のホンコン・チャイナガス(
00003)、生活アプリ運営の美団(
03690)、電気自動車の理想汽車(
02015)、医薬品受託開発の薬明生物技術(
02269)が下回って引けた。