4日の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。終値は前日比0.22%高の18444.11ポイントだった。中国企業指数は0.34%高の6554.32ポイント。メインボードの売買代金は概算で1162億3000万HKドル。
ハンセン指数は安く寄り付いたものの、ほどなくして切り返し、その後はプラス圏でもみ合った。3日に発表された米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数の予想下振れを受け、米景気の先行き不安が重しとなった半面、米長期金利の低下や、米早期利下げ期待が支えとなった。今週末に5月の米雇用統計が発表されるほか、中国の貿易統計の発表を控えており、様子見気分も漂った。
ハンセン指数構成銘柄では、ニット衣料大手の申洲国際集団(
02313)と自動車ディーラーの中升集団(
00881)が急伸。大型ネット株の美団(
03690)が買われ、指数を押し上げたほか、医薬品株の翰森製薬(
03692)、薬明生物技術(
02269)、本土不動産関連の華潤置地(
01109)、龍湖集団(
00960)、碧桂園服務(
06098)などが買いを集めた。半面、新興自動車メーカーの理想汽車(
02015)と太陽光発電用ガラスメーカーの信義光能(
00968)が反落。原油相場の下落を嫌気して石油メジャーのCNOOC(
00883)、シノペック(
00386)、ペトロチャイナ(
00857)がそろって安い。アジアを拠点とする生保大手のAIAグループ(
01299)なども売られた。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.32%高の3796.17ポイントと続伸。美団、阿里健康(
00241)、センスタイム(
00020)、舜宇光学科技(
02382)が上昇率上位。半面、東方甄選(
01797)、蔚来集団(
09866)、ウェイボー(
09898)などが下げた。