4日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日ぶりに反発。終値は前日比0.41%高の3091.20ポイントだった。深セン成分指数は1.05%高の9469.32ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で7457億1300万元だった。
上海総合指数は中盤まで前日終値を挟んでもみ合ったが、終盤に徐々に上げ幅を拡大した。中国景気の先行き不透明感は強く、米雇用統計の発表を週末に控えて様子見ムードも相場の重しとなったが、指数は前日に終値で1カ月超ぶりの安値を付けた後とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きが広がった。セクター別では、航空・空港運営や証券、海運・港湾などが買われた半面、通信サービスや教育、コンシューマーエレクトロニクスなどが売られた。
A株市場では、端午節の連休が近づいていることもあり、中国旅遊集団中免(
601888)や中国国際航空(
601111)が買われたほか、万科企業(
000002)や保利発展控股集団(
600048)など不動産株も高かった。半面、河南省の小売り事業者、胖東来商貿集団による店舗リニューアルは河南省鄭州市にある一部店舗のみが対象になると明らかにした永輝超市(
601933)が大きく下げた。中公教育科技(
002607)や中国神華能源(
601088)、ペトロチャイナ(
601857)も安かった。
上海B株指数は0.63%安の240.51ポイント、深センB株指数は0.60%高の1133.99ポイント。