4日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。前場終値は前日比0.21%高の18441.59ポイントだった。中国企業指数は0.22%高の6546.58ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で651億9000万HKドル。
ハンセン指数は安く寄り付いたものの、ほどなくして切り返し、その後はプラス圏でもみ合った。3日に発表された米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数の予想下振れを受け、米景気の先行き不安が重しとなった半面、米長期金利の低下や、米早期利下げ期待が支えとなった。今週末に5月の米雇用統計が発表されるほか、中国の貿易統計の発表を控えており、様子見気分も漂った。
個別では、自動車ディーラーの中升集団(
00881)、ニット衣料大手の申洲国際集団(
02313)、大型ネット株の美団(
03690)が大幅高。本土不動産関連の碧桂園服務(
06098)、華潤置地(
01109)、龍湖集団(
00960)、製薬の翰森製薬(
03692)、石薬集団(
01093)なども買いを集めた。半面、新興自動車メーカーの理想汽車(
02015)が反落。原油相場の下落を嫌気して石油メーカーのCNOOC(
00883)、シノペック(
00386)、ペトロチャイナ(
00857)がそろって安い。海運の東方海外(
00316)、医薬品ネット通販の京東健康(
06618)、アジアを拠点とする生保大手のAIAグループ(
01299)なども下げた。