2024-06-03 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日続落、方向感乏しく 官民発表の製造業PMIで明暗
週明け3日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日続落。前場終値は前日比0.51%安の3071.02ポイントだった。深セン成分指数は0.23%安の9342.59ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で5431億7700万元だった。
上海総合指数は方向感に乏しい展開。安く寄り付いたものの、ほどなくしてプラス圏へ浮上。ただ、心理的節目の3100ポイントに近づく水準で伸び悩むと、再び下向きに転じた。終盤には下げ足を速め、きょうの安値で前場の取引を終えた。午前中に中国メディアの財新が発表した5月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が51.7と市場予想の51.5を上回り、2022年7月以来の高水準を更新したことが一定の支えとなった。ただ、中国国家統計局が先週31日に発表した製造業PMIは49.5と3カ月ぶりの50割れ。官民発表の製造業PMIが明暗の分かれる結果となり、景気の先行き不透明感が重荷となったもよう。
セクター別では、教育、不動産サービス、電源設備、セメント・建材などが安い。半面、半導体の一角が買われた。
上海B株指数は3.4%安の240.54ポイント、深センB株指数は0.45%安の1132.13ポイント。