大手総合不動産デベロッパーの碧桂園(
02007)が中国半導体メモリー大手の長キン存儲技術(CXMT)の株式売却を検討しているようだ。長キン存儲技術が来年までに新規株式公開(IPO)を行う可能性が低いことから、有利な条件で保有株を売却したい考え。碧桂園は20億元の資金調達を見込んでいる。『明報』が31日、外電を引用して伝えた。
長キン存儲技術は早ければ2023年にも上海証券取引所に上場するとみられていた。上海上場はまだ実現していないが、4月の資金調達ラウンドで北京市拠点の半導体メーカー、兆易創新科技集団(
603986)などから108億元を調達している。
碧桂園はコメントを控えており、長キン存儲技術からはコメントを得られていない。
碧桂園は2023年12月本決算を期限の3月31日までに開示できなかったため、4月2日から取引を停止している。