2024-05-31 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:4日ぶり反発、金融株・エネルギー株に買い
31日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は4日ぶりに反発。前場終値は前日比0.94%高の18402.19ポイントだった。中国企業指数は1.10%高の6533.86ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で636億2000万HKドル。
ハンセン指数は高くスタート。前日終値は2日以来4週間ぶりの安値だっただけに、自律反発を狙う買いが幅広いセクターに入った。前日に米長期金利の指標となる米10年債利回りが3営業日ぶりに反落し、投資家が運用リスクを取りやすくなった。ただ、中国景気不安がくすぶるなかで上げ幅をじりじりと縮め、前場の安値圏で引けた。寄り付き後に中国国家統計局が発表した5月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は市場予想を下回り、3カ月ぶりに景況感の分かれ目となる50を割り込んだ。
個別では、金融株の中国工商銀行(
01398)、AIAグループ(
01299)、中国平安保険(
02318)、エネルギー資源株の中国神華能源(
01088)、CNOOC(
00883)、ペトロチャイナ(
00857)が買われた。電気自動車の理想汽車(
02015)と医薬品受託開発の薬明生物技術(
02269)は大幅に反発。製薬の中国生物製薬(
01177)、ニット衣料の申洲国際集団(
02313)も高い。一方、前日買われた阿里健康(
00241)が大幅安。香港商業不動産の九龍倉置業地産(
01997)、豚肉大手の万洲国際(
00288)、パソコン大手のレノボグループ(
00992)は続落した。