2024-05-31 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反発、一時3100ポイント回復も上値の重さ目立つ
31日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。前場終値は前日比0.27%高の3099.99ポイントだった。深セン成分指数は0.36%高の9418.48ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4453億9900万元だった。
上海総合指数は小高く始まった後、ほどなく心理的節目の3100ポイントを回復したが、上値は重く、同節目をわずかに下回って前場の取引を終えた。指数は前日に約1週間ぶりの安値を付けた後とあって、買い戻す動きが広がったほか、米長期金利の低下も好感された。ただ、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注目する4月個人消費支出(PCE)価格指数の発表を前に様子見ムードが強まり、相場の重しとなった。中国国家統計局と中国物流採購聯合会が31日発表した2024年5月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.5となり、市場コンセンサス予想の50.4を下回った。セクター別では、コンシューマーエレクトロニクスや航空・宇宙、電子部品などが買われた半面、バッテリー素材が全面安。化学肥料や太陽光発電設備も売られた。
上海B株指数は0.17%安の250.42ポイント、深センB株指数は0.27%高の1147.15ポイントだった。