2024-05-29 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:続落、人民元安が重荷 大型ネット株に売り
29日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。前場終値は前日比1.54%安の18531.29ポイントだった。中国企業指数は1.56%安の6581.59ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で615億9000HKドル。
ハンセン指数はじりじりと下げ幅を広げ、前場の安値圏で引けた。米景気の底堅さを示す指標を受けて前日に米長期金利が上昇し、投資家が運用リスクを回避する姿勢を強めたもよう。人民元安の進行も地合いを悪化させた。きょうのオフショア人民元(CNH)は一時1米ドル=7.2667元と約1カ月ぶりのドル高・元安水準に下落した。
個別では、大型ネット株のJDドットコム(
09618)、美団(
03690)、アリババ集団(
09988)が売られ、相場の重荷となった。スポーツ用品の李寧(
02331)、香港商業不動産の九龍倉置業地産(
01997)、オンライン旅行会社のトリップ・ドットコム(
09961)も安い。医薬品ネット通販の京東健康(
06618)が反落した半面、同業の阿里健康(
00241)は大幅に続伸した。新エネルギー車のBYD(
01211)、太陽光パネル用ガラスの信義光能(
00968)、アルミメーカーの中国宏橋(
01378)も買われた。