2024-05-28 |
中国/マーケット/証券 |
|
本土大引け:反落、不動産・建設セクターの売りが重荷
28日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。終値は前日比0.46%安の3109.57ポイントだった。深セン成分指数は1.23%安の9391.05ポイントと反落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で7417億2500万元だった。
上海総合指数は小安く寄り付いた後、中盤まで前日終値を挟んで一進一退。終盤に下げ幅を広げて引けた。不動産・建設セクターの下落が重荷となった。もっとも、前日に終値ベースで回復していた3100ポイントが意識され、下値を売り込む動きは限定的。中国政府が打ち出す政策の恩恵を受けそうな銘柄を物色する動きが一定の支えとなった。セクター別では、不動産サービスと不動産開発、セメント・建材、文化・メディア、ゲームが売られた半面、電力や半導体、非鉄金属が買われた。
A株市場ではITサービスの紫光(
000938)、液晶パネルの京東方科技集団(
000725)、車載電池の国軒高科(
002074)、自動車メーカーの重慶長安汽車(
000625)が反落した。不動産大手の万科企業(
000002)、生保大手の新華人寿保険(
601336)も安い。一方、スーパーマーケット運営の永輝超市(
601933)が大幅に反発。エネルギー資源株の中国神華能源(
01088)、ペトロチャイナ(
601857)、シノペック(
600028)、アルミ大手の中国アルミ(
601600)も買われた。
上海B株指数は0.56%安の252.31ポイント、深センB株指数は0.05%安の1130.93ポイントと反落した。