UBSは最新リポートで、中国の医薬品メーカー、石薬集団(
01093)の目標株価をこれまでの9.3HKドルから10.1HKドルに引き上げた。製剤部門による売り上げ貢献の予想上振れを理由に、2024の増収率予想を6.8%から9.8%に引き上げたほか、2024−26年予想EPSをそれぞれ6%、7%、8%上方修正。投資判断は「買い」を維持した。『AAストックス』が28日伝えた。
UBSは、石薬集団の24年1−3月期売上高が前年同期比11.5%増の89億8300万元、純利益が12.9%増の16億1300万元に上り、市場コンセンサス予想をそれぞれ12%、10%、USB予想を34%、44%上回ったと評価。製剤部門の成長がけん引したとの見方を示した。また、粗利益率が3.8ポイン上昇の72.3%、EBIT(利払い・税引き利益)マージンが0.8ポイント上昇の22.6%となったことについて、製剤の売上比率の上昇が背景にあったとした。
石薬集団の株価は日本時間午後4時26分現在、前日比2.03%高の7.03HKドルで推移している。