28日の香港市場でハンセン指数は小動きで始まった。小安く寄り付いた後、前日終値を挟んだ一進一退の展開。27日の米国市場はメモリアルデーの祝日で休場だったため、手掛かりが乏しい。一方、中国当局の政策支援で恩恵を受ける銘柄を物色する動きが相場を支えている。中国各地で不動産規制の緩和が続くなか、上海市も27日、住宅ローン規制や住宅購入規制を緩和する措置を発表した。
指数は日本時間午前10時40分現在、前日比0.01%高の18705.98ポイントで推移。個別では、龍湖集団(
00960)、中国海外発展(
00688)、華潤万象生活(
01209)など本土不動産関連が買われている。前日大引け後に2023年3月本決算を発表した阿里健康(
00241)が急伸。製薬株の石薬集団(
01093)が続伸している。半面、医薬品受託開発の薬明生物技術(
02269)、新興自動車メーカーの理想汽車(
02015)、スマホ大手の小米集団(
01810)などが安い。