週明け27日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日ぶりに反発。終値は前営業日比1.14%高の3124.04ポイントだった。深セン成分指数は0.88%高の9507.75ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で7748億700万元だった。
上海総合指数は終日プラス圏で推移。心理的節目の3100ポイントを回復し、後場に上げ幅を拡大した。指数は前週末に終値で4月26日以来、約1カ月ぶり安値を付けた後とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きが広がった。また、中国証券監督管理委員会が相場の安定を目的に大株主などによる保有株売却を制限する規定を発表したことも好感された。セクター別では、海運・港湾が全面高となったほか、半導体や電子化学品などが買われた。半面、太陽光発電設備やセメント・建材、農林・水産などが売られた。
A株市場では、海信家電集団(
000921)や東阿阿膠(
000423)、中国アルミ(
601600)などの上昇が目立った。SMIC(688981)も大幅高。1−3月期に業界シェア(売上高ベース)で初めて米グローバルファウンドリーズと台湾のUMCを抜いたと伝わり、材料視された。同業の北方華創科技集団(
002371)も買われた。半面、北京東方園林環境(
002310)やTCL中環新能源科技(
002129)、鄭州千味央厨食品(
001215)などが売られた。
上海B株指数は0.77%高の253.74ポイント、深センB株指数は0.49%高の1131.51ポイント。