CLSAアジア・パシフィック・マーケッツは最新リポートで、パソコンの世界最大手、レノボグループ(
00992)の投資判断を「買い」に維持し、目標株価を10.8HKドルから13.0HKドルに20%引き上げた。『インフォキャスト』が27日伝えた。
CLSAはレノボグループの2024年1−3月期(第4四半期)の業績は堅調で、パソコン事業は売上高を手堅く伸ばし、営業利益率は力強いと評価。投資収益が支えとなり、レノグループの1−3月期の営業利益はCLSAの予想を4%上回り、純利益は市場予想を56%上回った。
CLSAは、レノボグループの主力事業はすでに軌道に乗っており、人工知能(AI)パソコンが今後の買い替えサイクルを推し進めるとみている。最近の株価上昇は同社の好調なパソコン事業を織り込んだ結果であり、上値がさらに伸びるにはAIパソコンの発売などの新たな株価押し上げ要因次第だとした。
レノボグループの株価は日本時間午後3時5分現在、前営業日比9.04%高の12.06HKドルで推移している。