24日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は4日続落。前場終値は前日比1.27%安の18629.10ポイントだった。中国企業指数は1.29%安の6615.30ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で731億1000万HKドルだった。
ハンセン指数は前日の米株安の流れを引き継ぎ、序盤に下げ幅を拡大。米景気の底堅さを示す経済指標を受け、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ開始時期が遅れるとの見方から売りが優勢となった。米長期金利の上昇や、人民元の対米ドル相場の下落も地合いの悪化につながった。ただ、ハンセン指数は20日移動平均線(前引け時点で18633.54ポイント)を割り込むと下げ渋った。
個別では、不動産株の碧桂園服務(
06098)、龍湖集団(
00960)、恒隆地産(
00101)、九龍倉置業地産(
01997)の下げが目立つ。今月の乗用車販売が前年同月比5.3%減るとの業界団体の予測が材料視され、自動車販売の中升集団(
00881)が7%近く下落。スポーツ用品の李寧(
02331)、製薬の翰森製薬(
03692)も安い。半面、電力大手の華潤電力控股(
00836)、石油大手のCNOOC(
00883)が買われた。前日大引け後に2024年1−3月期決算を発表したネットイース(
09999)は反発した。