2024-05-23 |
米国/マーケット/証券 |
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NY市況(22日):ダウ201米ドル安と反落、時間外ではエヌビディアが6%高
22日のNY株式相場は下落。引け後に注目のエヌビディアの決算発表を控え、主要3指数は前日終値を挟んでもみ合ったが、午後に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が利下げに消極的なタカ派的内容だったことで売りが優勢となった。
ダウ平均は終盤に313米ドル安まで下落し、201.95米ドル安(-0.51%)と反落して終了。S&P500も0.67%安まで下落後、0.27%安で終了し、4日ぶりの反落となった。ハイテク株主体のナスダック総合は0.13%高まで上昇し、3日連続で取引時間中の史上最高値を更新したが、0.18%安と3日ぶりに反落して終了した。
S&P500の11セクターはヘルスケア、資本財、ITの3セクターが上昇し、エネルギー、公益、素材、不動産、一般消費財、金融など8セクターが下落した。
FOMC議事要旨では足もとでインフレ低下に進展が見られないとされ、2%のインフレ目標達成が困難な場合、複数のメンバーが利上げも検討すべきだとした。FOMC議事要旨を受けて米10年債利回りは前日の4.414%から一時4.46%台まで上昇し、4.426%で終了した。
引け後に決算を発表したエヌビディアは時間外で一時7%超上昇。第1四半期(2−4月期)の売上高と利益が予想を上回り、第2四半期(5−7月期)の見通しも強い内容だったほか、1対10の株式分割や四半期配当の引き上げも好感された。