22日の中国本土株式市場で、上海総合指数は小反発。終値は前日比0.02%高の3158.54ポイントだった。深セン成分指数は0.12%高の9693.05ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で8312億8400万元だった。
上海総合指数は方向感に乏しく、終始前日終値を挟んだ一進一退の展開。指数は約8カ月ぶりの高値圏で推移しているとあって、利益確定売りが引き続き重荷となった半面、中国当局の政策支援で恩恵を受けそうな銘柄を物色する動きが下値を支えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(4月30日−5月1日開催分)の公表を前に、様子見気分も漂った。
セクター別では、太陽光発電設備、建設コンサルティング、不動産サービス、バッテリーなどが高い。半面、貴金属、観光・ホテル、採掘、化学肥料などが売られた。
A株市場では、太陽光発電関連の晶澳太陽能科技(
002459)、TCL中環新能源科技(
002129)がストップ高をつけたほか、隆基緑能科技(
601012)が約7%の上昇。業界団体の中国光伏協会(CPIA)が悪質な価格競争への取り締まりを強化し、企業の合併・再編を促進する方針を示したことが好感された。航空大手の中国国際航空(
601111)、ITサービス事業者の紫光(
000938)、化学品メーカーの万華化学集団(
600309)なども買いを集めた。半面、バスメーカーの鄭州宇通客車(
600066)、漢方薬の東阿阿膠(
000423)と華潤三九医薬(
000999)、調味料メーカーの仏山市海天調味食品(
603288)などが下げた。
上海B株指数は0.11%高の257.24ポイント、深センB株指数は0.39%高の1141.26ポイントだった。