22日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。前場終値は前日比0.18%高の19254.80ポイントだった。中国企業指数は0.31%高の6842.20ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で695億9000万HKドル。
ハンセン指数は小高く寄り付き、おおむねプラス圏で推移。朝方に下げに転じる場面があったが、10日移動平均線(前引け時点で19104.59ポイント)が下値のめどとして意識され、切り返した。前日の米長期金利の低下と米株高が投資家心理を支えた。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(4月30日−5月1日開催分)の公表前に、持ち高を整理する動きが上値を重くした。
個別では、世界的パソコン大手のレノボグループ(
00992)が13%超高。前日に発表した「次世代AI PC」2モデルが材料視された。英金融大手のHSBC(
00005)も買われ、相場の上昇を主導。不動産株の碧桂園服務(
06098)と中国海外発展(
00688)、スポーツ用品の李寧(
02331)、スマートフォン部品の舜宇光学科技(
02382)は大幅に反発した。半面、ビール大手の華潤ビール(
00291)、オンラインゲームのネットイース(
09999)、製薬の翰森製薬(
03692)、不動産投資信託のLink REIT(
00823)が続落した。