2024-05-22 |
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NY市況(21日):ダウ66米ドル高と反発、S&P500とナスダックが最高値更新
21日のNY株式相場は上昇。翌日引け後に注目のエヌビディアの決算発表を控え、主要3指数は前日終値を挟んでもみ合ったが、米10年債利回りの低下も追い風に取引終盤に買いが優勢となった。
前日に196米ドル安と反落したダウ平均は28米ドル安まで小幅に下落後、66.22米ドル高(+0.17%)と反発して終了。S&P500も0.19%安まで下落後、0.25%高と3日続伸して終了し、4営業日ぶりに終値の最高値を更新した。ハイテク株主体のナスダック総合は0.22%高と2日続伸し、前日に続いて取引時間中と終値の最高値を更新した。
S&P500の11セクターは公益、生活必需品、金融、一般消費財、ITなど7セクターが上昇し、エネルギー、資本財など4セクターが下落。ダウ平均採用銘柄は3M、ベライゾン、セールスフォース、インテル、キャタピラーが1%超下落したものの、IBM、JPモルガン・チェースが2%超上昇し、ゴールドマン・サックス、ウォルマート、ユナイテッドヘルス、ナイキも1%超上昇した。
センチメントは改善。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の12.15ポイントから11.86ポイントに低下し、終値で2019年11月以来の低水準となった。
決算発表を控えるエヌビディアは0.64%高と2日続伸。年初来では92.61%高となり、直近1年では205.96%高となった。2月に発表された2024年度第4四半期(11−1月期)決算は予想を上回る増収増益となり、2025年度第1四半期(2−4月期)の売上高見通しも市場予想を上回ったことで株価は上げ足を速めた。2−4月期決算も大幅増収増益が見込まれており、決算結果やガイダンスに注目が集まっている。