21日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日ぶりに反落。終値は前日比0.42%安の3157.97ポイントだった。深セン成分指数は0.71%安の9681.66ポイントと4営業日ぶりに反落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で7992億4500万元だった。
上海総合指数は終日、マイナス圏でもみ合い。前日終値は昨年9月4日以来8カ月超ぶりの高値だったとあって、利益確定売りが相場の重荷だった。足元で買われていた資源株の下落が目立った。もっとも、政策の恩恵を受けそうな銘柄を物色する動きが続き、下値は限られた。セクター別では前日高かった貴金属と非鉄金属、採掘、宝飾品が反落したほか、軍需関連、バッテリー素材が売られた。半面、ゲームと自動車、コンシューマーエレクトロニクス、銀行が買われた。
A株市場では、金鉱大手の紫金鉱業集団(
601899)が大幅安となった。石炭化学工業の寧夏宝豊能源集団(
600989)、不動産開発の招商局蛇口工業区控股(
001979)、新エネルギー車のBYD(
002594)は反落。台湾・鴻海精密工業傘下の富士康工業互聯網(
601138)も安い。一方、石炭大手の中国神華能源(
601088)が続伸した。車載電池の国軒高科(
002074)、宅配大手の順豊控股(
002352)、乳業大手の内蒙古伊利実業集団(
600887)も買われた。
上海B株指数は0.29%安の256.95ポイントと4営業日ぶりに反落。深センB株指数は0.09%高の1136.80ポイントと3営業日続伸した。