2024-05-21 |
香港/投資判断/繊維・アパレル |
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裕元工業の目標株価を2倍に引き上げ、投資判断「買い」に=UBS
UBSは最新リポートで、スポーツシューズのOEM(相手方ブランド生産)世界大手、裕元工業(
00551)の投資判断を「中立」から「買い」に引き上げ、目標株価を9.3HKドルから19HKドルへ104%上方修正した。新たな目標株価は2024年予想PER11倍に相当する水準。裕元工業の23年10−12月期と24年1−3月期利益がともに予想を上振れし、OEM事業の利益率は数年ぶりの高水準に回復したと指摘。OEM事業と受注の先行きに楽観的な見通しを示し、効果的なコストコントロールで24年通期のOEMは2016−17年の水準に戻ると予想した。『AAストックス』が21日伝えた。
UBSは、裕元工業の売り上げに引き続き下押し圧力がかかる可能性があるものの、値引きとコストの管理の強化で小売り事業の営業利益率が強靭性を維持するとの見方を示した。効率化と受注の回復を踏まえ、2024−26年予想EPSを13−22%上方修正した。2017−23年のEPSは年平均で10%減だったが、2023−25年は16%増に転じるとした。
裕元工業の株価は日本時間午後4時36分現在、前日比0.79%高の15.38HKドルで推移している。