21日前場の香港市場で、ハンセン指数は4営業日ぶりに反落。前場終値は前営業日比2.05%安の19234.33ポイントだった。中国企業指数は1.94%安の6829.64ポイント。メインボードの半日の売買代金は概算で805億HKドル。
ハンセン指数は安く寄り付くと、下げ幅を拡大した。前日まで3営業日続伸し、終値ベースで2023年8月1日以来およそ9カ月半ぶりの高値を更新した後とあって、利益確定売りが優勢だった。前日の米株安や、米連邦準備理事会(FRB)高官が利下げ転換に慎重な認識を示したことなども嫌気された。
個別では、2024年1−3月期の減益決算を発表した新興自動車メーカーの理想汽車(
02015)が19.22%安と急落。電動工具大手の創科実業(
00669)、非鉄金属の紫金鉱業集団(
02899)、医薬品ネット通販の京東健康(
06618)と阿里健康(
00241)、製薬関連の薬明生物技術(
02269)と中国生物製薬(
01177)なども下げがきつい。半面、石炭大手の中国神華能源(
01088)、スマホ部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)などが買いを集めた。