17日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前日比1.01%高の3154.03ポイントだった。深セン成分指数は1.10%高の9709.42ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で8873億6400万元だった。
上海総合指数は、中盤まで前日終値付近でもみ合ったが、終盤に上げ幅を拡大すると、終値で10日以来、1週間ぶり高値を付けた。午前に発表された4月の小売売上高と1−4月の固定資産投資が予想から下振れたことなどが嫌気されたが、中国人民銀行(中央銀行)がローン金利や頭金比率など住宅ローン規制の緩和を発表したことを受け、恩恵が期待される銘柄を中心に買いが広がった。セクター別では、保険と航空・空港運営が全面高となったほか、不動産開発や不動産サービス、建材も買われた。半面、教育やゲーム、漢方薬が売られた。
A株市場では、住宅ローンの規制緩和を受けて万科企業(
000002)と保利発展控股集団(
600048)がストップ高を付けるなど、不動産株が大幅高。国軒高科(
002074)や中国平安保険(
601318)、中国東方航空(
600115)の上昇も目立った。半面、華潤三九医薬(
000999)や中聯重科(
000157)、海信家電集団(
000921)などが売られた。
上海B株指数は0.93%高の255.14ポイント、深センB株指数は0.30%高の1125.40ポイント。