2024-05-15 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日続落、米中対立の激化懸念が重し 下値限定的
15日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日続落。前場終値は前日比0.17%安の3140.34ポイントだった。深セン成分指数は0.14%安の9655.16ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4675億3100万元だった。
上海総合指数は安く寄り付くと、終始マイナス圏でもみ合った。米中対立の一層の激化への懸念が重し。米政府は14日、中国製電気自動車(EV)などに最大100%の追加関税を課すと発表。これに対して中国商務省は「断固反対する」との報道官談話を出し、対抗措置を示唆した。もっとも、中国政府が17日に超長期特別国債の発行を始めることから、財政出動への期待が根強く、下値は限られた。
セクター別では、電力、証券、自動車、医療サービスなどが安い。半面、不動産サービス、不動産開発、貴金属、化学繊維などが買われた。
上海B株指数は0.31%安の253.70ポイント、深センB株指数は0.17%高の1126.61ポイント。