2024-05-14 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:4日ぶり反落、朝高後に下げ 金融株が安い
14日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は4営業日ぶりに小幅反落。前場終値は前日比0.13%安の19089.83ポイントだった。中国企業指数は0.06%安の6757.82ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で820億1000万HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付いたものの、序盤に上げ幅を縮小。前日終値付近でのもみ合いとなって前場の取引を終えた。中国の財政出動に期待する買いが先行したが、米利上げ時期の不透明感が重荷だった。米国のインフレ懸念が根強いなか、14日に4月の米卸売物価指数(PPI)、15日に4月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控え、様子見ムードが広がった。
個別では、金融株の招商銀行(
03968)、AIAグループ(
01299)、中国平安保険(
02318)、中国建設銀行(
00939)、中国工商銀行(
01398)がそろって下落。カジノ運営の銀河娯楽(
00027)とサンズ・チャイナ(
01928)、ガラス大手の信義ガラス(
00868)、香港不動産大手の恒隆地産(
00101)は大幅に反落した。一方、医薬品受託開発の無錫薬明康徳新薬開発(
02359)が高い。スマートフォン部品の舜宇光学科技(
02382)、食品・飲料の康師傅控股(
00322)、中国スマホ大手の小米集団(
01810)も買われた。