週明け13日前場の香港市場で、ハンセン指数は3営業日続伸。前場終値は前営業日比0.47%高の19052.14ポイントだった。中国企業指数は0.39%高の6745.09ポイント。メインボードの半日の売買代金は概算で790億5000万HKドル。
ハンセン指数は安く寄り付いたものの、ほどなくして上向きに転じ、心理的節目の19000ポイントに乗せた。前週末に昨年8月11日以来、およそ9カ月ぶりの高値で終えた後とあって、利益確定売りが先行したが、相互取引制度を通じて香港株に投資する本土個人投資家を対象に配当金にかかる所得税を中国当局が免除するとの期待が引き続き買いを支えた。もっとも、19100ポイント付近では伸び悩んでいる。
個別では、海運株の東方海外(
00316)、大型ネット株のアリババ集団(
09988)が大幅高。医薬品・医療機器の卸売り最大手の国薬控股(
01099)、マカオカジノのサンズ・チャイナ(
01928)も高い。「薬明系」の2銘柄は明暗が分かれた。無錫薬明康徳新薬開発(
02359)が3.67%高と買われた半面、薬明生物技術(
02269)は3.96%安。スポーツ用品大手の李寧(
02331)や、本土不動産大手の華潤置地(
01109)、中国石油メジャーのCNOOC(
00883)なども下げた。