8日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。前場終値は前日比0.37%安の18410.20ポイントだった。中国企業指数は0.42%安の6499.39ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で671億9000万HKドル。
ハンセン指数は方向感に乏しい展開。朝方に前日終値付近でもみ合った後に高く推移したものの、前引けにかけて下げに転じ、結局は前場の安値圏で引けた。不動産株に売りが出て指数を押し下げた。前日の米ハイテク株安やきょうの中国本土市場の下落も地合いを悪化させたもよう。
個別では、不動産開発の龍湖集団(
00960)と華潤置地(
01109)、恒隆地産(
00101)、不動産管理の碧桂園服務(
06098)と華潤万象生活(
01209)が大きく売られた。2024年1−3月期決算を発表したバドワイザーAPAC(
01876)は急反落。電気自動車の理想汽車(
02015)、太陽光パネル用ガラスの信義光能(
00968)も安い。半面、スマートフォン大手の小米集団(
01810)が大幅に反発した。製薬の中国生物製薬(
01177)、石炭大手の中国神華能源(
01088)も買われた。