休場明け2日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に8営業日続伸。前場終値は前日比2.21%高の18155.28ポイントだった。中国企業指数は2.34%高の6420.83ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で641億1000万HKドル。
ハンセン指数は小安く始まった後、ほどなくプラス圏に浮上すると、徐々に上げ幅を拡大し、心理的節目の18000ポイントを回復した。米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利が据え置かれ、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が記者会見で次の一手は利上げではないだろうと発言したことが好感されたほか、時間外取引で米株価指数先物が上昇していることなども投資家心理を強気に傾けた。
個別では、美団(
03690)が8%超上昇し、指数を押し上げた。中国で不動産購入規制を撤廃する動きが続いていることを受け、万科企業(
02202)や龍湖集団(
00960)など本土不動産株も大幅高。4月の納車台数が前年同月の2.3倍に急増したと発表した蔚来集団(
09866)は21.40%高。画像認識システムの中国最大手、センスタイム(
00020)は27.87%高と急騰した。半面、ペトロチャイナ(
00857)や創科実業(
00669)が売られた。