2024-05-02 |
米国/マーケット/証券 |
|
NY市況(1日):ダウ87米ドル高と反発、半導体株が売られS&P500とナスダックが続落
1日の米株は高安まちまち。米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利が据え置かれ、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が記者会見で次の一手は利上げではないだろうと発言したことが好感されたものの、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)など半導体株の下落が重しとなった。
ダウ平均はパウエルFRB議長発言を受けて一時533米ドル高まで上昇したが、87.37米ドル高(+0.23%)と上昇幅を縮小して終了。S&P500も一時1.2%高まで上昇したが、0.34%安で終了し、ハイテク株主体のナスダック総合は1.71%高まで上昇後、0.33%安で終了。ダウ平均は反落、S&P500とナスダック総合は2日続落となった。
S&P500の11セクターは公益、コミュニケーション、素材など5セクターが上昇し、エネルギー、IT、生活必需品など6セクターが下落した。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は3.54%安と大幅に2日続落となった。
パウエルFRB議長がFOMC後の会見で、一部で警戒された利上げの可能性は低いとしたことなどで米10年債利回りは前日の4.68%から4.63%に低下し、政策金利に敏感な米2年債利回りも5.04%から4.96%に低下した。半導体株は当四半期の見通しが市場予想波にとどまったAMDが8.91%安となったほか、1-3月期の売上高が予想を小幅に下回ったスーパー・マイクロコンピューターが14.03%安と急落した。