26日の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に5日続伸。終値は前日比2.12%高の17651.15ポイントだった。中国企業指数は2.44%高の6269.76ポイント。メインボードの売買代金は概算で1572億4000万HKドル。
ハンセン指数は商いを伴って上げ幅を拡大。終盤に250日移動平均線(大引け時点で17717.37ポイント)を一時超えた後に上値が重くなったものの、終値ベースで昨年11月23日以来の高値を付けた。中国当局が打ち出す政策への期待が強まり、幅広いセクターで買いが膨らんだ。前日のNY市場でITセクターが上昇したことも支援材料となったもよう。
ハンセン指数構成銘柄では、不動産開発の龍湖集団(
00960)が12%超高だったほか、同業の中国海外発展(
00688)、華潤置地(
01109)が大きく買われた。スマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)、医薬品ネット通販の阿里健康(
00241)と京東健康(
06618)も大幅高。電気自動車(EV)の理想汽車(
02015)は3日ぶりに反発した。一方、医薬品卸売りの国薬控股(
01099)、発電大手の華潤電力控股(
00836)、中国4大商業銀行の中国銀行(
03988)が反落した。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は4.61%高の3718.27ポイントと反発。構成30銘柄が全て上昇した。自社製大規模言語モデルの最新版を23日に発表したセンスタイム(
00020)が43%高と急騰。EVメーカーの小鵬汽車(
09868)、ネット損保の衆安在線財産保険(
06060)も高い。