2024-04-25 |
米国/マーケット/証券 |
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NY市況(24日):ダウ42米ドル安、ナスダックは小幅に3日続伸
24日のNY株式相場は高安まちまち。低価格EV車の生産計画が好感されたテスラが12%高と急伸したほか、好決算を発表したテキサス・インスツルメンツ、ハズブロ、ボストン・サイエンティフィク、バイオジェンなども大幅高となったが、週後半に発表される1−3月期GDPや3月コアPCE価格指数の発表を控え、米10年債利回りが一時4.67%台に上昇したことが上値圧迫要因となった。
ダウ平均は朝方に49米ドル高まで上昇したが、193米ドル安まで下落し、42.77米ドル安(-0.11%)と5営業日ぶりに小幅反落して終了。一方、S&P500は0.46%安まで下落したが、0.02%高とわずかながらプラス圏で終了し、ハイテク株主体のナスダック総合は0.10%高と小幅に3日続伸した。
S&P500の11セクターは生活必需品、公益、一般消費財、不動産 など7セクターが上昇し、資本財、ヘルスケアなど4セクターが下落した。ダウ平均はコカ・コーラ、ウォルマート、アップル、IBMが1%超上昇した一方、ボーイングが2.87%安となったほか、ホーム・デポ、アマゾン、3Mも1%超下落した。
引け後に決算を発表したメタ・プラットフォームズはメタバース事業への支出拡大などが嫌気され、株価は時間外で16%安と急落した。IBMも売上高が予想を下回ったほか、クラウドソウトウェア会社のハシコープの買収を発表し、時間外で8%超下落。一方、フォードは決算が予想を上回ったほか、キャッシュフロー見通しを引き上げたことが好感され時間外で3%超上昇した。