週明け22日の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。終値は前営業日比1.77%高の16511.69ポイントだった。中国企業指数は1.47%高の5831.26ポイント。メインボードの売買代金は概算で1049億2000万HKドル。
ハンセン指数はおおむね前週末比2%高付近の水準で推移。終値は15日以来1週間ぶりの高値圏だった。前週末は中東情勢の緊迫化が警戒されたものの、足元では小康状態にあることからネット株を中心に買い直しが入り、相場を押し上げた。中国証券監督管理委員会(CSRC)が19日、香港の国際金融センターとしての地位を高める5項目の措置を打ち出したことで、新規株式公開(IPO)の増加につながるとの期待も広がったもよう。セクター別では情報技術と医療・ヘルスケア、必需消費財が高かった半面、素材、エネルギーが下げた。
ハンセン指数構成銘柄では、大型ネット株の美団(
03690),テンセント(
00700)、JDドットコム(
09618)、アリババ集団(
09988)がそろって反発し、相場の上昇を主導。医薬品関連の中国生物製薬(
01177)、国薬控股(
01099)、翰森製薬(
03692)、石薬集団(
01093)も大幅に上昇した。一方、電気自動車の理想汽車(
02015)が大幅に3営業日続落した。金鉱株の紫金鉱業集団(
02899)、エネルギー資源株のペトロチャイナ(
00857)、CNOOC(
00883)、中国神華能源(
01088)も安い。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は1.78%高の3336.35ポイントと反発。前週末に安かった閲文集団(
00772)、衆安在線財産保険(
06060)が急上昇。ライブコマースの東方甄選(
01797)は続伸した。半面、電気自動車の小鵬汽車(
09868)と蔚来集団(
09866)が売られた。