週明け22日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。前場終値は前営業日比1.74%高の16506.66ポイントだった。中国企業指数は1.59%高の5838.22ポイント。メインボードの半日の売買代金は概算で595億3000万HKドル。
ハンセン指数は朝方に上昇率が2%を超える場面があった。その後は上げ幅を縮めたが、100日移動平均(前引け時点で16427.32ポイント)を上回る水準で前場の取引を終えた。前週末は中東情勢の緊迫化が警戒されたものの、足元では小康状態にあることからネット株を中心に買い直しが入り、相場を押し上げた。中国証券監督管理委員会(CSRC)が19日、香港の国際金融センターとしての地位を高める5項目の措置を打ち出したことで、新規株式公開(IPO)の増加につながるとの期待も広がったもよう。
個別では、大型ネット株の美団(
03690),テンセント(
00700)、JDドットコム(
09618)、アリババ集団(
09988)がそろって大幅に反発し、相場の上昇を主導。前週末に安かった製薬の中国生物製薬(
01177)、ビール大手の華潤ビール(
00291)、都市ガスの新奥能源(
02688)も買われた。一方、電気自動車の理想汽車(
02015)が大幅に3営業日続落した。金鉱株の紫金鉱業集団(
02899)、エネルギー資源株のペトロチャイナ(
00857)、CNOOC(
00883)、中国神華能源(
01088)も安い。