休場明け5日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。前場終値は前営業日比0.71%安の16606.26ポイントだった。中国企業指数は1.11%高の5810.05ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で422億5000万HKドル。
ハンセン指数は高く始まったものの、序盤に下げへ転じた。前日の米株式相場が、米連邦準備理事会(FRB)が利下げを先送りするとの見方から下落した流れを引き継いだ。FRBが重視する3月の米雇用統計の発表を5日に控え、持ち高を調整する売りも出たもよう。
個別では、医薬品関連の無錫薬明康徳新薬開発(
02359)、阿里健康(
00241)、薬明生物技術(
02269)、中国生物製薬(
01177)が大幅に下落。不動産株の龍湖集団(
00960)と碧桂園服務(
06098)、華潤万象生活(
01209)も売られた。半面、国際金融銘柄のHSBC(
00005)とAIAグループ(
01299)が反発し、一定の下支えとなった。太陽光パネル用ガラスの信義光能(
00968)、電動工具の創科実業(
00669)は大幅高。