3日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日ぶりに反落。前場終値は前日比0.78%安の16806.29ポイントだった。中国企業指数は0.78%安の5913.99ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で525億3000万HKドル。
ハンセン指数は小安く寄り付き、序盤に下げ幅を拡大。連邦準備理事会(FRB)の利下げ先送り観測を背景に2日の米株式相場が下落した流れを引き継いだ。前日終値は3月14日以来およそ3週間ぶり高値だったとあって、利益確定売りが先行。もっとも、下落率が1%を超えると買い直しが入り、前引けにかけて下げ幅を縮小した。
個別では、前日高かった中国中信(
00267)、京東健康(
06618)、小米集団(
01810)が大幅に下落。自動車株の理想汽車(
02015)、吉利汽車(
00175)、BYD(
01211)の下落も目立つ。半面、ガラス大手の信義ガラス(
00868)、アルミメーカーの中国宏橋(
01378)、新薬受託開発の無錫薬明康徳新薬開発(
02359)が高い。中東情勢の緊迫化を背景に金鉱株の紫金鉱業集団(
02899)も買われた。