パソコン世界大手のレノボグループ(
00992)は、人工知能(AI)パソコンを18日に上海で開催する「テックワールド」で公表する。同社の楊元慶会長兼最高経営責任者(CEO)が1日、北京で開いた年度期初の大会で「5大特長を備えた真の意味でのAIパソコンをまず中国市場でお披露目する」と明らかにした。中国のテック系メディア『36kr』が同日伝えた。
楊会長は2025年3月期の業績目標として、グループ全体の売上高を前年より伸ばし、収益性を継続的に引き上げるとした。引き続きコンピューター以外の事業の比率を高め、サービス業指向の業態転換を深く推進し、AIイノベーションにおいてブレークスルーの達成を目指す。
事業別では、ソリューションズ&サービス部門(SSG)の目標は営業利益率が20%超、売上高が前年比2桁増で、ハイブリッドAIソリューションサービスを開発・展開する。インフラソリューション部門(ISG)は黒字転換と成長回復を図り、ハイブリッドAIインフラ設備の分野で優位の確立を目指す。インテリジェントデバイス部門(IDG)は、業界をリードする市場での地位と収益性の維持が目標。AIパソコンとスマートフォンのトレンドを先取りして強い勢いを保ち、3カ年成長計画の目標を実現することが最も重要だとした。