22日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に反落。前場終値は前日比3.04%安の16350.56ポイントだった。中国企業指数は3.45%安の5701.42ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で764億2000万HKドル。
ハンセン指数は一本調子で下げ幅を広げた。前日は心理的節目の17000ポイントに一時接近し、終値が1週間ぶりの高値だっただけに利益確定売りが先行。決算を材料とした売買が活発で、業績が予想から下振れした銘柄が下落して相場の重荷だった。上海総合指数の続落も投資家心理を冷やし、ほぼ全面安の展開となった。
個別では、前日大引け後に2023年12月本決算を発表した東方海外(
00316)、長江実業集団(
01113)、中国平安保険(
02318)、CNOOC(
00883)がそろって大幅安。医薬品ネット通販の京東健康(
06618)、スマートフォン部品の舜宇光学科技(
02382)は約11%下げた。24年1−3月期の納車台数見通しを下方修正した理想汽車(
02015)も安い。一方、香港不動産開発の恒基兆業地産(
00012)が買われた。