21日の香港市場で、中国の大手光学部品メーカー、舜宇光学科技(
02382)が大幅安。株価は日本時間午後4時21分現在、前日比12.70%安の47.10HKドルで推移している。
同日付『AAストックス』によると、ゴールドマン・サックスは最新リポートで、舜宇光学科技の2023年下期の粗利益率は14.1%と予想を下回り、上期(14.9%)からも悪化したと指摘。携帯電話用レンズセットと携帯電話用カメラモジュール市場の厳しい競争が影響したとの見方を示した。下期の純利益は6億6300万元で、見通しの中間値を6%下回ったほか、ゴールドマンと市場の予想もそれぞれ6%、18%下回ったとしている。
ゴールドマンは、前年が比較的低水準だったこともあり、24年は舜宇光学科技にとって回復の1年になると予想した。ただ、レンズセットやカメラモジュールの厳しい競争が長期的な成長や粗利益率の回復を引き続き阻む可能性があると懸念。投資判断を「中立」、目標株価を69HKドルにそれぞれ維持した。