21日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。前場終値は前日比1.75%高の16832.49ポイントだった。中国企業指数は1.56%高の5894.30ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で679億1000万HKドル。
ハンセン指数はプラス圏で堅調に推移し、心理的節目の17000ポイント近くまで上昇する場面もあった。前日のNY市場で主要3指数が史上最高値を更新した流れを引き継ぎ、香港市場でも買いが広がった。注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)では市場予想通りに政策金利が5.00−5.25%で据え置かれ、メンバーのFF金利見通し(ドットプロット)では年内3回の利下げ見通しが維持された。
個別では、龍湖集団(
00960)や中国海外発展(
00688)、華潤置地(
01109)など本土不動産株の上昇が目立った。美団(
03690)が買われて指数を押し上げたほか、金価格の上昇を受けて紫金鉱業集団(
02899)も高かった。半面、決算を発表した舜宇光学科技(
02382)が11%超下落。アリババ集団(
09988)傘下の淘宝中国が一部保有株を売却したことがわかった小鵬汽車(
09868)は7%近く下げた。