交銀国際は最新リポートで、多結晶シリコン大手の協キン科技(
03800)の投資判断を「買い」に維持し、目標株価を1.56HKドルから1.67HKドルに7%引き上げた。新たな目標株価は2024年予想PER13倍に相当する。『インフォキャスト』が19日伝えた。
交銀国際は同社のシリコン粉末のコストが業界最低だと指摘し、昨年以降に中国の主要な多結晶シリコン生産地域で電気料金が大幅に値上がりするなか、消費電力が少ない粒状シリコンのコスト優位が拡大しているとの見方を示した。さらに品質の向上に伴い、粒状シリコンの値引き幅はN型棒状シリコンに比べ縮小する見通しの上、折り曲げ可能な太陽電池の原料となるペロブスカイト(灰チタン)などの事業も新たな成長ポイントとなることが期待できるとした。
協キン科技の株価は日本時間午後3時1分現在、前日比7.97%高の1.49HKドルで推移している。