2024-03-19 |
米国/マーケット/証券 |
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NY市況(18日):ダウ75米ドル高と3日ぶり反発、S&P500とナスダックは4日ぶり反発
18日のNY株式相場は反発。水曜日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控える中、エヌビディアの新型AI半導体への期待や、AIでのアップルとの提携協議が報じられたアルファベットが大幅高となり相場をけん引した。
ダウ平均は終日プラス圏で推移し、75.66米ドル高(+0.20%)と3営業日ぶりに反発して終了。S&P500とナスダック総合もそれぞれ0.63%高、0.82%高と4営業日ぶりに反発した。バンク・オブ・アメリカ主催のカンファレンスで次世代AIチップの発表が見込まれるエヌビディアは一時5.20%高まで上昇し、0.70%高と4営業日ぶりに反発して終了。iPhoneへのジェミニAIの搭載の可能性が伝えられたアルファベットは4.60%高となった。
S&P500の11セクターはコミュニケーションの2.96%高を筆頭に生活必需品、一般消費財、IT、金融など9セクターが上昇。不動産、ヘルスケアの2セクターが小幅に下落した。
先週発表された米2月消費者物価指数(CPI)などのインフレ指標が上振れしたことで利下げ後ずれ懸念が強まる中、FOMC結果公表を控え、米10年債利回りが上昇したことが上値の圧迫要因となった。ただ、S&P500とナスダック総合が先週まで2週続落し、ダウ平均も小幅に3週続落したことで押し目買いが強まる中、アルファベットやエヌビディアが上昇したほか、値上げを発表したテスラも6.25%高となり相場を支えた。
引け後にAI向け新型GPUを発表したエヌビディアは時間外で終値を挟んだもみ合いとなっている。