JPモルガンは最新リポートで、中国のミニブログ最大手、ウェイボー(
09898)の目標株価をこれまでの90HKドルから84HKドルに引き下げた。2月から株価パフォーマンスに改善がみられたものの、広告需要の低迷と競争による市場シェアの低下を理由にウェイボーの先行きに対する慎重な見方を維持。株主還元の措置が株価を下支えするほか、バリュエーションも歴史的な低水準に近いと指摘する一方、中国のオンライン広告の先行きの改善がみられるまでは同銘柄に対する投資戦略の見直しを勧めないとして、投資判断を「中立」に据え置いた。『AAストックス』が18日伝えた。
JPモルガンは、固定為替レートでウェイボーの2024年1−3月期の中核広告収入が前年同期比2%減、24年通期は前年比横ばいと予想。通期の営業利益率と純利益率は小幅な低下となり、純利益は一桁台の減少を見込む。一方、支出の増加を踏まえ、24年の非GAAPベースの予想EPSを13%引き下げた。