2024-03-15 |
米国/マーケット/証券 |
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NY市況(14日):ダウ137米ドル安と4日ぶり反落、S&P500とナスダックが2日続落
14日のNY株式相場は下落。米2月生産者物価指数(PPI)の予想を上回る上昇となり米10年債利回りが上昇したことや、エヌビディアなどの半導体株が下落したことが重しとなった。
ダウ平均は朝方に116米ドル高まで上昇する場面もあったが、終盤に338米ドル安まで下落し、137.66米ドル安(-0.35%)と4日ぶりに反落して終了。S&P500とナスダック総合も一時0.8%超下落し、それぞれ0.29%安、0.30%安と2日続落して終了した。S&P500の11セクターはエネルギー、コミュニケーションの2セクターが上昇し、不動産、公益、生活必需品、金融など9セクターが下落した。
寄り前に発表された米2月PPIは前月比+0.6%、前年比+1.6%と、それぞれ予想の+0.3%、+1.1%を上回る伸びとなった。変動の大きい食品、エネルギーを除くコアPPIも前年比+0.3%と予想の+0.2%を上回り、前年比でも+2.0%と予想の+1.9%を上回った。PPIの上振れを受けて米10年債利回りは前日の4.19%から4.29%に上昇した。
ハイテク・ジャイアントはエヌビディアが利益確定売りに押され3.24%安と2日続落し、アナリストが目標株価を引き下げたテスラも4.12%安と3日続落した。一方、エヌビディアなどに比べ出遅れ感が強いマイクロソフトが2.44%高、アルファベットが2.37%高となり、アマゾン・ドット・コムも1.24%上昇した。