2024-03-11 |
中国/マーケット/証券 |
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本土大引け:続伸、終盤に上げ幅拡大し約4カ月ぶり高値
週明け11日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前日比0.74%高の3068.46ポイントだった。深セン成分指数は2.27%高の9581.53ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆58億1200万元だった。
上海総合指数は中盤まで前日終値付近でもみ合ったものの、終盤に徐々に上げ幅を拡大し、この日の高値圏で取引を終えた。終値は昨年11月15日以来、約4カ月ぶり高値だった。前週末の米株安が嫌気されたほか、2月の米消費者物価指数(CPI)の公表を12日に控えて様子見ムードも強かったが、中国当局が打ち出す具体的な産業振興策への期待が相場を支えたほか、割安感などに着目した買いも入った。セクター別では、バッテリーとバッテリー素材、太陽光発電設備が全面高となったほか、医療サービスやガラス繊維、自動車など幅広いセクターで買いが優勢だった。半面、石炭や銀行が売られた
A株市場では、国軒高科(
002074)が大きく上げたほか、中公教育科技(
002607)やBYD(
002594)、寧波杉杉(
600884)などの上昇も目立った。半面、中聯重科(
000157)や海信家電集団(
000921)、中国神華能源(
601088)やペトロチャイナ(
601857)が売られた。
上海B株指数は0.79%安の263.46ポイント、深センB株指数は0.65%高の1076.31ポイント。