中国の不動産開発準大手、龍湖集団(
00960)は8日大引け後、2023年12月本決算で純利益が243億6000万元、公正価値変動などを除いた純利益が225億4000万元となったようだと発表した。ともに前年比45−50%減少する。2022−23年に不動産業界が不況だった影響で販売成約が減少し、価格が下がり、不動産開発事業の売り上げ計上と粗利益率が低下し、大幅減益となった。
23年の営業キャッシュフローはプラスとなり、同時に負債規模の圧縮と債務構造の改善を進めた。今後は営業キャッシュフローを生み出す内部成長モデルを維持しつつ、不動産の開発、運営、サービスの3大事業に集中すると表明。各部門のシナジーを発揮し、開発事業以外の部門の利益貢献の比率を継続的に高めるとした。
龍湖集団の8日終値は前日比0.32%高の9.38HKドル。