2024-03-08 |
米国/マーケット/証券 |
|
NY市況(7日):ダウ130米ドル高と続伸、エヌビディアが買われS&P500とナスダックが最高値更新
7日のNY株式相場は続伸。欧州中央銀行(ECB)やパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言を受けてインフレ鎮静化期待が高まる中、アナリストの目標株価引き上げを好感したエヌビディアなどの半導体株の大幅高が相場をけん引した。
ダウ平均は終日プラス圏で推移し、130.30米ドル高(+0.34%)で終了。S&P500とナスダック総合もそれぞれ1.03%高、1.51%高で終了し、主要3指数がそろって2日続伸した。S&P500は3日ぶりに取引時間中の史上最高値を更新し、終値でも最高値を更新。ナスダック総合も4営業日ぶりに取引時間中の史上最高値を更新した。
S&P500の11セクターは金融、不動産を除く9セクターが上昇。ITが1.89%高、コミュニケーションが1.84%高、素材が1.22%高となったほか、一般消費財、資本財、エネルギーが0.7-0.8%上昇した。
ECBが今年のインフレ率見通しを引き下げたことに加え、パウエルFRB議長が米上院銀行委員会での証言で利下げ開始のためのインフレ低下に対する確信はそう遠くないとしたことで世界的なインフレ鎮静化期待や、先行きの米利下げ期待が高まった。米10年債利回りは前日の4.104%から一時4.04%台まで低下し4.09%台で推移。ドル円は前日の149.38円から148円割れまで円高が進んだ。