バイオ医薬品の開発受託会社、薬明生物技術(
02269)は7日前引け後、中国バイオ企業との契約を安全保障上のリスクを理由に禁じる法案が米上院の国土安全保障・政府問題委員会を通過したことを受け、公告を発表した。
薬明生物技術は無錫薬明康徳新薬開発(
02359/
603259)の子会社ではなく、業務は独立して運営されていると説明。バイオ医薬品の世界的な研究開発製造受託事業者(CRDMO)プラットフォームであり、ヒトゲノミクス事業を行っておらず、さまざまな事業においてヒトゲノムデータを収集していないとした。また、米国やその他の国家の安全を脅かしてもいないとしている。
一方、関連する法案は米立法機関によってさらなる検討と変更の可能性があり、発効もしておらず、引き続き進展を注視していくとした。
薬明生物技術の株価は日本時間午後2時54分現在、前日比21.75%安の17.02HKドルで推移している。