6日の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。終値は前日比1.70%高の16438.09ポイントだった。中国企業指数は1.98%高の5672.97ポイント。メインボードの売買代金は概算で1023億7000万HKドル。
ハンセン指数は小高く寄り付いた。朝方に安くなる場面があったものの、切り返して前引けにかけて一本調子で上げ幅を拡大。ネット株を中心に幅広いセクターで買いが優勢となった。前日終値はおよそ2週間ぶり安値とあって、自律反発狙いの買いが入ったもよう。ただ、ハンセン指数の上昇率が2%を超えると利益確定売りが出て、後場は上値の重さが目立った。
ハンセン指数構成銘柄では、大型ネット株のアリババ集団(
09988)と美団(
03690)、テンセント(
00700)が買われ、相場の上昇を主導。2023年12月本決算をきょう発表するJDドットコム(
09618)と創科実業(
00669)の上昇も目立った。医薬品受託開発の薬明生物技術(
02269)が9.08%高と急反発。ガラス大手の信義ガラス(
00868)と金鉱大手の紫金鉱業集団(
02899)は大幅に続伸した。一方、アジア保険会社のAIAグループ(
01299)が売られた。パソコン大手のレノボグループ(
00992)、医薬品卸売りの国薬控股(
01099)は続落した。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は2.67%高の3412.57ポイントと3日ぶりに反発。前日安かったショート動画プラットフォーラムの快手科技(
01024)、企業向けクラウドの金蝶国際ソフト(
00268)、電気自動車の小鵬汽車(
09868)が買われた。半面、スマートフォン部品・受託製造のBYDエレクトロニック(
00285)が続落した。